到着が近くなると、機内「税関申告書」と「出入国カード」が配られます。どちらも渡航先の入国審査に必要な書類なので、着陸するまでに記入しておけば入国審査がスムーズに運べます。(ペンは借りることができますが、持っておくと便利)

出入国カードと税関申告書の書き方

機内での入国準備

以下はアメリカの出入国カード(I-94W)と税関申告書の記入例となります。海外旅行の渡航先によって書き方が異なります。事前に調べて記入する項目をメモしておけば簡単。

※アメリカで入国または乗継する際に事前にESTAを取得すれば出入国カード(I-94W)の提出は不要。(ESTAはオンラインで渡航認証を行う制度)

旅行会社にパッケージツアーを申し込んだ場合は、事前に日程表と一緒に出入国カードを渡してくれる場合があります。事前に出入国カードに記入しておくとスムーズ。また旅行会社で入国カードを有料で作成してくれる場合もありますが、余分な費用を払わないためにもできるだけ自分で記入しましょう。

出入国カードの書き方

署名以外はローマ字のブロック体で記入します。(パスポートの署名欄以外)

出入国カード(表)の書き方
出入国カード(表)

出入国カード(表)

1:
2:
3:生年月日(日/月/西暦年)
4:国籍
5:性別(男性なら「Male」女性なら「Female」と記入)
6:旅券(パスポート)の発行日(日/月/西暦年)
7:旅券(パスポート)の失効日(日/月/西暦年)
8:旅券(パスポート)番号
9:航空会社名および便名
10:居住国(JAPANと記入)
11:搭乗地(市)
※成田空港なら「NARITA」関西空港なら「OSAKA」
12:滞在中の住所(番地と通り)
※滞在するホテル(名称)を記入します。複数のホテルに宿泊する場合は1泊目のホテルを記入。
※乗り継いで他国へ行く場合は「TRANSIT TO ○○(国名)」と記入します。(例:CANADA、PERU、BRASILなど)
13:米国滞在中の住所(市と州)
※滞在するホテルの住所(市と州)を記入します。
14:連絡先となる米国内の電話番号
※滞在するホテルの電話番号を記入します。
15:Eメールアドレス
16:
17:
18:生年月日(日/月/西暦年)
19:国籍(JAPANと記入)

出入国カード(裏)の書き方
出入国カード(裏)

出入国カード(裏)

20:質問の該当するほうにチェック。
21:
22:
23:国籍(JAPANと記入)
24:生年月日(日/月/西暦年)
25:署名※パスポートと同じ署名を記入
26:日付(日/月/西暦年)

税関申告書の書き方

家族の場合はまとめて一枚でOKです。

税関申告書(表)の書き方
税関申告書(表)

税関申告書(表)

1:
2:
3:ミドルネーム(未記入で可)
4:誕生日(日/月/年)
5:本人と共に旅行している家族の人数
6:米国内の住所、通り(ホテル名/行先)
※滞在するホテル(名称)を記入します。複数のホテルに宿泊する場合は1泊目のホテルを記入。
※乗り継いで他国へ行く場合は「TRANSIT TO ○○(国名)」と記入します。(例:CANADA、PERU、BRASILなど)
7:
8:
9:旅券(パスポート)発行国(JAPANと記入)
10:旅券(パスポート)番号
11:居住国(JAPANと記入)
12:今回の旅行で米国到着前に訪問した国
13:航空会社/搭乗機番号または船名
14:今回の旅行の主要目的はビジネスである(はいorいいえにチェック)
15:私(私たち)は以下のものを持ち込んでいる(はいorいいえにチェック)
16:私(私たち)は家畜のそばにいた(触ったり扱ったりした)(はいorいいえにチェック)
17:私(私たち)は10,000米ドルを超える、または外国通貨にてそれと等価の通貨または貨幣を携帯している(裏側の通貨の定義を参照のこと)(はいorいいえにチェック)
18:私(私たち)は以下の市販用商品を携帯している(販売品、注文勧誘用の試供品、または所持品とはみなされない物品)(はいorいいえにチェック)
19:居住者―外国で購入または取得し(他人への贈物を含むが米国宛に郵送された品目は含まない)、今回米国に持ち込んでいる市販用商品を含む全物品の総額(未記入で可)
20:訪問者―市販用商品を含め、米国内に残される全品目の総額(なければ0と記入)
21:署名※パスポートと同じ署名を記入
22:日付(日/月/年)

税関申告書(裏)の書き方
税関申告書(裏)

税関申告書(裏)

23:品目の説明
※米国に残す全品目の価値を申告してください。
本申告書中にすべての品目を申告し、その価値を米ドルで表してください。
贈物の場合は、小売価格を記入してください。

アメリカ合衆国/ハワイ税関申告書記入のご注意
肉類(生、乾燥、缶詰を含む)、肉製品、果物、植物、種子、土などを持ち込むことはできません。これらのものを所持していながら、申告を行わなかった場合は、虚偽申告とみなされ、多額の罰金が科せられる場合があります。
特に、肉、ハム、ソーセージの畜産物をはじめ、牛肉エキスや乾燥肉を使用したインスタントラーメンやスナック菓子なども持ち込みが禁止されており、申告の対象となっています。

上記はJALホームページ参照。JALのホームページには主な渡航先別に出入国書類の書き方が掲載されているので参考になります。→海外 各国出入国書類の書き方 (JAL旅プラスなび)